新生活に潜む【五月病】に克つ!ストレス対策と予防法を徹底解説

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はじめに

五月病は、新しい環境に適応するのが難しく、心身の不調を引き起こす状態を指します。私たちの生活には、進学や就職、転勤など、環境が大きく変わるタイミングがたくさんあります。そのような時期に、不安やストレスから無気力になったり、体調を崩したりすることがあるのです。今回は、五月病の症状や原因、予防法や対処法について詳しく解説していきます。

五月病とは

depression

「五月病」という言葉は、1960年代後半に登場しました。受験戦争が激しかった時代に、超難関大学に入学した学生の一部が5月になって無気力になってしまうことから名付けられたのだとか。近年では、新社会人や転勤者などにも見られるようになってきました。

主な症状

五月病の主な症状には、次のようなものがあります。

  • 無気力、やる気の低下
  • 集中力の低下
  • 抑うつ気分
  • 睡眠障害
  • 食欲不振
  • 頭痛、胃痛、倦怠感

このような心身の不調が現れると、仕事や学校に遅刻したり、欠席したりするようになります。また、人間関係が上手くいかなくなったり、ミスが増えたりするなど、生活全般に支障をきたします。

原因

五月病の主な原因は、環境の変化によるストレスです。新しい環境に適応するのが難しく、不安やプレッシャーを感じてしまうのです。また、次のような要因も関係していると考えられています。

  • 完璧主義な性格
  • 責任感が強すぎる
  • ストレスを抱え込みがちな性格
  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • 不規則な生活リズム

環境の変化だけでなく、上記のような要因が重なり合うことで、心身の不調を引き起こしやすくなるのだと言えます。

 

どんな人が五月病になりやすい?

その人の性格によって五月病の症状の重さや期間が大幅に違います。以下の文では五月病になりやすい性格の特徴をいくつかまとめました。

ストレスに敏感な人
変化や新しい環境に適応するのが苦手で、ストレスを感じやすい人は五月病になりやすい傾向があります。新しい環境や新たなスケジュールに適応することが困難で、それが五月病を引き起こすことがあります。

パフォーマンスや期待にプレッシャーを感じやすい人
新年度や新しい学期、新しい職場などでのパフォーマンスや期待に対してプレッシャーを感じやすい人は、五月病になりやすい傾向があります。周囲の期待や自己の達成目標に対して不安を感じることがあります。

孤立感を感じやすい人
新しい環境や新しい人間関係になじめず、孤立感を感じやすい人も五月病になりやすいと言われています。周囲とのつながりやサポートが不足していると、ストレスを感じやすくなります。学生時代に多いのは一人で行動するのが苦手で、部屋移動のときでさえも常に友達と一緒ではないと不安な人です(特に女性)。
しかし「会社」という場所では自分で考えて行動しなければならないことのほうが多く、それが慣れていない人は社会に出てからかなり困惑する羽目になるのです。

五月病への対処法

五月病は、適応障害やうつ病に進行する可能性があるため、早期の対処が重要です。まずは、ストレスの原因から離れることが大切です。次に挙げるようなセルフケアを心がけましょう。

 

趣味の活動

趣味や楽しみに打ち込むことで、ストレスを発散できます。絵を描いたり、音楽を聴いたり、ガーデニングを楽しむなど、自分に合った趣味を見つけましょう。

 

また、同じ趣味を持つ仲間と交流することで、五月病の予防や改善にもつながります。悩みを共有し合えるので、気持ちが楽になるのです。

運動

適度な運動をすると、ストレス解消に役立ちます。有酸素運動であれば、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどがおすすめです。無酸素運動だと、筋トレなどがよいでしょう。

運動すると、脳内の神経伝達物質が増え、気分転換になるだけでなく、睡眠の質も向上します。五月病予防の基本なので、積極的に取り入れましょう。

生活リズムの改善

不規則な生活リズムは、五月病のリスクを高めてしまいます。特に睡眠は大切で、睡眠不足が続くと体調を崩しやすくなります。

生活リズムを整えるには、次のようなことに気をつけましょう。

  • 毎日同じ時間に起きる
  • 朝食を必ず食べる
  • 適度な運動をする
  • 夜更かしをしない
  • 入浴で体を温める

1日のスケジュールを立て、規則正しい生活を心がけると良いでしょう。

五月病の予防法

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五月病は、早期に対処すれば予防できる可能性が高い病気です。ストレスをためないよう、日頃からセルフケアを怠らないことが何より大切です。

バランスの良い食事

栄養バランスの良い食事をとることで、体の免疫力が保たれ、五月病のリスクが下がります。主食、主菜、副菜をそろえ、食べ過ぎには注意しましょう。

また、カフェインの摂り過ぎにも気をつける必要があります。コーヒーや清涼飲料水を控えめにすることで、体への負担を減らせます。

上手な休息法

休息の取り方を上手にすることも、予防に役立ちます。適度な睡眠と休養をしっかりととるようにしましょう。

休息法 効果
昼寝 疲労回復、気分転換
温泉旅行 リフレッシュ、ストレス解消
瞑想 精神の安定

上手に休息をとることで、精神的にもリフレッシュできるのです。

周りの人々との交流

職場や学校の人間関係づくりも大切です。同じ境遇の人と悩みを共有したり、上司や先輩に相談するなどして、孤立しないようにしましょう。

また、家族や友人とも積極的に交流し、楽しい時間を過ごすことで、ストレス解消につながります。

まとめ

五月病は環境の変化によって引き起こされる、心身の不調状態です。適応障害やうつ病に進行するリスクがあるため、早期の対処が重要となります。

基本的な対処法としては、ストレスの原因から離れること、趣味の活動や適度な運動、生活リズムの改善などのセルフケアを心がけることが大切です。予防法としては、バランスの良い食事、上手な休息法、周りの人々との交流が効果的です。

環境の変化は避けられませんが、日頃からセルフケアに気をつけることで、五月病を乗り越えられるはずです。一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めながら、前向きに取り組んでいきましょう。

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